暦データの計算と検証方法

このサイトには、財布を下ろす日の候補がたくさん載っています。天赦日、一粒万倍日、寅の日、不成就日。月別のページだけで13本あります。

日付を載せる以上、どうやってその日付を出したのかを書いておくべきだと思いました。このページはその説明です。全部の暦を自分で計算し、外部の暦データと突き合わせてから載せています。

何をどう計算しているか

暦 決まり方 突き合わせた相手 結果
天赦日 季節と日の干支。春は戊寅、夏は甲午、秋は戊申、冬は甲子の日 暦サイトの公開日付 2026〜2027年の全日付が一致
寅の日・巳の日・己巳の日・甲子の日 日の干支(12日または60日の周期) 同上 一致
一粒万倍日 節月と日の十二支の組み合わせ 複数の暦サイトで照合済みの16か月分 16か月とも一致
不成就日 旧暦の月と日の組み合わせ 3つの暦サイトの多数決で確定した12か月分 12か月とも一致
六曜 (旧暦の月+旧暦の日)を6で割った余り 2つの暦サイトで確認した11日分 11日とも一致
三隣亡・受死日 節月と日の十二支の組み合わせ 2026年の公開データ(三隣亡33日・受死日32日) 1日もずれず一致
満月 天文計算(月と太陽の位置) 暦サイトの満月日 一致。瞬間の時刻は分単位

一粒万倍日は、照合済みのデータから規則を逆算しました。節月ごとに「どの十二支の日が一粒万倍日か」を集めると、1か月に2つずつきれいに揃います。その規則で全日付を作り直したら、元のデータと16か月すべて一致しました。

節の区切りは国立天文台

天赦日や一粒万倍日は、月の変わり目を1日ではなく「節入り」で数えます。立春、啓蟄、清明といった二十四節気のうち、12の節です。

この日付は年によって1日ずれます。たとえば啓蟄は、2026年は3月5日、2027年は3月6日。記憶で書くとまず間違えるので、国立天文台が毎年発表する暦要項から転記しています。境目を1日間違えるだけで、天赦日がまるごと別の日に移ってしまうからだったりします。

旧暦と、日本と中国で1日ずれる年

六曜と不成就日は旧暦で決まります。旧暦は、新月の瞬間を含む日を月の1日にする暦。新月の時刻を計算して、そこから組み立てています。

組んでいて、ひとつ気づいたことがあるんですよね。2027年の旧正月は、日本では2月7日、中国の春節は2月6日です。

原因は時差でした。この年の新月は日本時間の2月7日0時56分。中国の標準時ではまだ2月6日の23時56分です。1時間の差で日付がまたいでしまう。この時刻は、国立天文台の暦要項に載っている朔の時刻と分単位で一致しました。

日本の暦で六曜を出すなら、日本時間で数えるのが正しい。照合済みの六曜とも、こちらで一致しています。

新月が日本時間の0時台に来る月は、ほかにもありました。暦要項で確かめられる2026年と2027年では、2026年10月11日(0時50分)と2027年2月7日(0時56分)の2回。海外の旧暦カレンダーを参考にすると、こうした月だけ六曜が1日ずれます。計算上は2028年1月27日(0時13分)も同じ形になりますが、2028年版の暦要項はまだ出ていないので、発表されたら照合します。気づかずに使うと、けっこう困るやつなんですよね。

凶日は、一律には扱わない

吉日に凶日が重なっている日は、月別のページで全部表に出しています。ただ、凶日の重さは同じではありません。

三隣亡は、暦の解説でよく参照される koyomi8.com に「現在は建築に関しての忌日」とあります。棟上げや土木工事を避ける日で、財布の日取りには引いていません。

受死日のほうは、同じ出どころに「大悪日。最悪の日とされる」と書かれています。こちらは点数から引きます。不成就日も引きます。

点数の付け方

どの日が良いかを比べるために、点数を付けています。天赦日+50、一粒万倍日+30、寅の日+25、巳の日と己巳の日+15、甲子の日+10。六曜は大安+10、友引+5、先勝+3、先負0、赤口−5、仏滅−10。土日祝は+3。不成就日と受死日は、それぞれ−40です。

この配点は僕が決めたもので、暦の世界に公式の点数があるわけではありません。何を重く見るかで、順位は変わるかもしれません。だから配点はすべて公開して、逆算プランナーでも同じ計算を使っています。

これまでに直した誤り

照合を始める前に書いた記事には、誤りがありました。見つけたものは直して、ここに残しています。

  • 2027年4月29日を「重なりなし」と書いていた。実際は天赦日と寅の日が重なる日で、しかも祝日(2026年9月に訂正)
  • 「2027年は天赦日6回の当たり年」と書いていた。2026年も6回で、年5〜7回のなかでは平均的な年だった(2026年9月に訂正)
  • 「暦のサイトによって不成就日の日付が1日ずれる」と書いていた。2つのサイトの2026年分49日を突き合わせたら全部一致した。ずれていたのは日付ではなく、吉日と重なったときの解釈のほうだった(2026年9月に訂正)

日付の誤りに気づいたら、お問い合わせから教えてもらえると助かります。確かめて、直して、このページに追記します。

参照した資料(2026年9月確認):国立天文台 暦計算室「暦要項」2026年版・2027年版(二十四節気・朔弦望)/koyomi8.com「暦注計算」の三隣亡・受死日の項/照合に使った公開カレンダー(六曜:arachne.jp・koyomishokunin.com/不成就日:clndr.jp・mwed.jp・niwaka.com/三隣亡・受死日:hotdoglab.jp)

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