こんにちは、財布布団に一目惚れして秒速で購入した宮丸(@miyamarusaifu)です。
玄関の置物を調べていて、いちばん情報がばらけていたのが龍でした。方角も向きも爪の数も、サイトによって書いてあることが違います。
中でも爪の数は、調べたら風水の話ですらありませんでした。そこから書きます。
爪の数は身分の記号で、強さの順位ではない

商品説明では「五本爪」を推してくるものが多いです。最上位。皇帝の龍。そういう売り文句が付きます。
由来を追うと、「五爪天子、四爪諸侯、三爪大夫」という身分の区分に行き当たりました。爪の数は誰が使ってよいかを示す記号で、効き目の強さを表すものではありません。
| 爪の数 | 由来 |
|---|---|
| 五本爪 | 中国で皇帝のみが使えた。ただし定着したのは明以降で、元より前は中国でも三本が基本だった |
| 四本爪 | 諸侯の位。朝鮮は中国に朝貢していたため、配慮して四本を用いた |
| 三本爪 | 日本で定着。天・地・海の三界を示す意味も重ねられる |
国立国会図書館のレファレンスにも、日本の龍の指は奈良時代は定まらず、平安時代は四本、室町以降は三本と変遷したとあります。時代と国で動く記号なんですよね。
五本爪が一番効く、という整理は見当たりませんでした。日本では五行の五より三のほうが縁起が良いとする説もあったりします。好みで選んで大丈夫です。
基本は東、そして床より上に
四神では東を守るのが青龍です。そこから龍の置物は家の東側に置くのが基本とされています。玄関が東向きなら相性が良い、という整理をよく見かけます。
東に置けない家のほうが多いはずです。うちもそうでした。その場合は玄関を入って左側という言い方もされます。入って左が青龍の位置にあたるという考え方です。
どの解説でも共通していたのが、床に直置きしないことでした。靴箱の上や専用の台に置き、目線より少し下あたりに収める。財布布団で財布を床に置かないのと同じ発想です。置くものに台を与えるかどうかで、扱いが変わります。
玄関の方角別に、現実的な置き方

| 玄関の方角 | 置き方の目安 |
|---|---|
| 東・南東 | 相性が良いとされる。靴箱の上にそのまま置ける |
| 南 | 火の気が強いとされるので、金属製より陶器を選ぶ整理がある |
| 西・北西 | 金の気と結びつけられる。金色の龍がよく合わせられる |
| 北 | 水の気。龍は水を好むとされ、相性は悪くないとする説が多い |
どの方角でも共通するのは、玄関の中で一番きれいな面に置くことです。方角を合わせるために埃の溜まった隅へ押し込むなら、本末転倒だと思います。ドアの正面に向き合わせないこと、他の置物と密集させないことも合わせて。並べていくと玄関がただの陳列棚になります。
素材と大きさ
- 陶器:重さがあって安定する。割れるので高い位置には置きにくい
- 樹脂:軽くて安い。色褪せが出やすい
- 金属・合金:金色の表現がきれい。指紋が付きやすいので拭く前提
- 水晶・ガラス:透明感があり小さくても様になる。光の当たる場所向き
素材の五行まで語る解説もありますが、流派で扱いが分かれます。手入れのしやすさで選ぶのが現実的かもしれません。
大きさは、靴箱の上なら高さ10〜15センチ前後が扱いやすい範囲です。大きいほど良いという考え方もありますが、日本の玄関の実寸に合わないことが多い。飾ったあと動線の邪魔になるなら、小さいほうが続きます。
最初の一体を選ぶなら
龍の置物は数千円から数万円まで幅があります。最初から高いものを買う必要はありません。
風水火山の開運祈願セット(四本爪の金龍・水杯付)を楽天市場で見るは3,500円で、水杯が最初から付いてきます。水杯は龍の置物とセットで語られることが多い道具なので、あとから買い足す手間が省けます。もっと小さく試すなら水晶の龍(台座付・1,480円)を楽天市場で見る
。こちらでも十分だと思います。
顔の向きと水杯の扱いは、それだけで一記事ぶんあります。玄関の風水と開運の置物のほうに全体の考え方をまとめました。
置いたあとと、よく聞かれること
置物は置いて終わりではありません。週に一度、乾いた柔らかい布で拭く。金箔や彩色のあるものは水拭きを避ける。位置を動かしたら元に戻す。埃をかぶった置物は、風水以前に見ていて気分が下がります。
複数置いてもいいか。これはよくある疑問です。決まりはありませんが、一体に絞ったほうが玄関はすっきりします。もらい物でも問題ないとされます。自分で買ったかどうかより、手入れを続けられるかのほうが大きいんじゃないでしょうか。
辰年に買うほうがいいという言い方もありますが、日取りを気にするなら吉日カレンダーで一粒万倍日や天赦日を選ぶほうが具体的です。
爪の数で迷っていたなら、そこは気にしなくていい。身分の記号であって、効き目の順位ではありませんでした。


