金運・商売繁盛の神様と神社29か所 公式サイトの言葉で選んだ地方別一覧

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金運・商売繁盛の神様と神社29か所 公式サイトの言葉で選んだ地方別一覧

こんにちは、財布布団に一目惚れして秒速で購入した宮丸(@miyamarusaifu)です。

「金運 神様」と検索窓に入れると、続きの候補に「名前」「神社」「最強」「東京」が並びます。

どの神様で、どこの神社か。答えを並べる前に、ひとつ確かめたことがあります。

金運や商売繁盛の社寺として名前の挙がる39か所について、それぞれの公式サイトを開き、本文を読みました。読めたのは35か所。そのうち、神仏のはたらきとして金運・商売繁盛・財運・財宝のどれかを自分で書いていたのは、29か所でした。

残りの6か所には、出雲大社と嚴島神社が入っています。

金運の社寺として名前が挙がる39か所のうち、公式サイトを読めたのが35か所、お金の話を書いていたのが29か所
有名な神社ほど、公式サイトはお金の話をしていませんでした

このページでは、その29か所だけを地方ごとの表にしました。御祭神は公式サイトの書き方のまま、右の列も公式サイトの言い方を短く写しています。ご利益は神社やお寺がそう案内している、という意味で読んでください。

東北と関東の11か所

社寺所在地公式サイトでの御祭神・御本尊公式サイトの言い方
金華山黄金山神社宮城県石巻市金山毘古神・金山毘賣神749年、陸奥で日本初の金が採れたのを祝って創建。大護摩祈祷の願意に「金運開運招福」
金蛇水神社宮城県岩沼市金蛇大神(水速女命)「商売繁盛・金運円満・厄除開運」のご神徳。境内で銭洗いができる
笠間稲荷神社茨城県笠間市宇迦之御魂神あらゆる殖産興業の守護神。稲荷大神の御神徳に商売繁栄
大前神社栃木県真岡市大己貴神・事代主神えびす様に商売繁盛・家業繁栄の御利益。宝くじ当選祈願も掲げる
神田明神東京都千代田区大己貴命・少彦名命・平将門命二之宮の少彦名命を「えびす様。商売繁昌の神様」と紹介
小網神社東京都中央区倉稲魂神・市杵島比賣神銭洗いの井で金銭を清め、財布に収めると財運を授かるとされる
福徳神社東京都中央区倉稲魂命江戸時代の富くじの歴史を専用のページで紹介。商売守も授与
穴八幡宮東京都新宿区應神天皇・仲哀天皇・神功皇后冬至から節分まで授ける一陽来復御守は「金銀融通の御守」とも呼ばれる
鷲神社東京都台東区天日鷲命・日本武尊商売繁昌の神。なでおかめは「鼻をなでれば金運がつく」
蛇窪神社(天祖神社)東京都品川区天照大御神(境内に白蛇辨財天社)白蛇は財運の象徴とも。願意に財運隆昌・商売繁盛
江島神社神奈川県藤沢市多紀理比賣命・市寸島比賣命・田寸津比賣命江島弁財天として「幸福・財宝を招き」、芸道上達の功徳を持つ神

東京だけで6か所。日本橋の小網神社と福徳神社は、歩いて回れる近さだったりします。

笠間稲荷神社の公式サイトには、「金運」の2文字は見当たりませんでした。書いてあるのは「商売繁栄」と「殖産興業」。同じお金の願いでも、神社によって「金運」と言うか「商売」と言うかが分かれるんですよね。

中部と近畿の14か所

社寺所在地公式サイトでの御祭神・御本尊公式サイトの言い方
新屋山神社山梨県富士吉田市大山祗命「富士山麓・金運神社」。金運上昇・商売繁盛などのご利益があると言われる
金神社岐阜県岐阜市渟熨斗姫命金運招福・商売繁盛を御神徳とし、財宝主宰の神として信仰を集める
千代保稲荷神社岐阜県海津市大祖大神・稲荷大神・祖神初午大祭で商売繁盛などを祈念。御札と御守は古伝により授与しない
豊川稲荷(妙嚴寺)愛知県豊川市千手観世音菩薩(鎮守 豐川吒枳尼眞天)遠方からも商売繁盛・事業繁栄の祈願に訪れると案内する曹洞宗の寺
伏見稲荷大社京都市伏見区宇迦之御魂大神ほか四柱五穀豊穣・商売繁昌・家内安全・諸願成就の神
御金神社京都市中京区金山毘古命御神徳に「金運・招福・開運」。金属と鉱山を護る神
京都ゑびす神社京都市東山区ゑびす神(神名の記載なし)商売繁盛の笹は、もとは当社独自の御札の形が広まったものと説明
松ヶ崎大黒天(妙円寺)京都市左京区大黒天「寿福円満 開運招福 商売繁盛」を守る大黒さま
赤山禅院京都市左京区赤山大明神江戸時代に「掛け寄せ(集金)の神さん」と呼ばれたと紹介
今宮戎神社大阪市浪速区天照坐皇大御神・事代主命ほか「商売繁昌・福徳円満の神様」。四天王寺の浜の市の守り神から
西宮神社兵庫県西宮市えびす大神(蛭児大神)ほか漁業の神から市の神、さらに商売繁盛の神として信仰されたと説明
信貴山朝護孫子寺奈良県生駒郡平群町毘沙門天王毘沙門天王は七福神の中でも「福徳随一」。商売繁盛などを願う場
天河大辨財天社奈良県吉野郡天川村市杵島姫命ほかご神徳のひとつに「財宝の大神」
竹生島 宝厳寺滋賀県長浜市大弁才天弁才天は「芸能向上」「商売繁盛」の御徳が大きいと記す

京都だけで5か所です。

目を引いたのは赤山禅院でした。毎月5日・10日・15日・20日・25日と月末に支払いをまとめる「五十払い」の商習慣は、赤山禅院の毎月5日の縁日詣でから始まったと伝わる、と公式サイトに書いてあります。月末の締め日は、お寺の縁日から来ていたのかもしれません。

宮丸
宮丸

五十日の締め日がお寺の縁日から、というのは初耳でした。

御金神社の公式サイトには、もうひとつ大事な一文がありました。手水舎でお賽銭を洗う人がいるけれど、それは本来、神社として示している参拝作法ではない、と。銭洗いができる神社と、そうでない神社がある。お参りの手順は金運神社のお参り作法にまとめています。

中国と九州の4か所

社寺所在地公式サイトでの御祭神・御本尊公式サイトの言い方
美保神社島根県松江市三穂津姫命・事代主神えびす様を海上安全・大漁満足・商売繁昌などの守護神と説明
最上稲荷(妙教寺)岡山市北区最上位経王大菩薩地元の五穀豊穣の神から、商売繁盛の福の神として信仰を集めたと説明
宝当神社佐賀県唐津市野崎隠岐守綱吉命ご利益に「宝くじ必当運」「金運隆昌」を挙げる
祐徳稲荷神社佐賀県鹿島市倉稲魂大神・大宮売大神・猿田彦大神商売繁昌・家運繁栄などの祈願が絶えないと記し、金運守を授与

宝当神社の御祭神は、戦国時代に島を海賊から守ったと伝わる人物です。神話の神ではありません。明治時代に島の人が奉納した鳥居に「寶當神社」と刻まれ、その字にあやかる参拝者が増えた、と由緒にあります。

岐阜の金神社の渟熨斗姫命も、私財を使って町を開いた功績から「財をもたらす神」として祀られた、と公式サイトは説明しています。

表に入れなかった6か所

出雲大社の公式サイトで、大国主大神は「えんむすび」の神として紹介されています。その縁は男女の縁だけではなく、生きとし生けるものが共に豊かに栄えていくための結びつきだ、とも。金運や商売繁盛の言葉は、確認したページには出てきませんでした。

宮丸
宮丸

出雲大社のページに、お金の話は一度も出てきませんでした。

嚴島神社は、御祭神の三女神を皇室の安泰・国家鎮護・海上の守護の神として説明しています。宇佐神宮は、祈願祭の受付の一覧に商売繁盛を載せていますが、八幡大神そのものは厄除開運の神として紹介していました。

鞍馬寺も入れていません。毘沙門天を祀るお寺ですが、公式サイトの言い方は「金運」ではなく、初寅大祭を「毘沙門天から無量の大福を授かる」日とするものでした。

奈良の金峯山寺の「金」は、吉野山から山上ヶ岳一帯が古くから「金の御岳」と呼ばれた地名に由来します。山梨の金櫻神社は、公式サイトでは医薬の神としての由緒を説明していて、「金運アップ」と書いているのは県の観光サイトのほうでした。

岐阜の南宮大社と鳥取の金持神社は、公式サイトを開けませんでした。鎌倉の銭洗弁財天宇賀福神社と、石川の金劔宮は、神社自身の公式サイトが見つかっていません。金持神社は財布のお祓いで知られていますが、いま確かめられる形になっていないので表から外しました。

どの神様が、お金を受け持ってきたのか

29か所の御祭神と御本尊を並べると、顔ぶれは大きく4つに分かれます。

いちばん多いのは稲荷です。笠間・福徳・小網・千代保・伏見・祐徳の6社に、お寺の豊川稲荷と最上稲荷が加わります。伏見稲荷大社は、狐は稲荷大神のお使いであって、「稲荷大神様はきつねではありません」とはっきり書いています。豊川稲荷と最上稲荷は神社ではなくお寺で、豊川稲荷が祀るのは稲穂を荷い白い狐にまたがる豐川吒枳尼眞天です。

次が七福神です。日本大百科全書によると、七福神で日本の神はえびすだけで、大黒天・毘沙門天・弁財天はインド、福禄寿・寿老人・布袋は中国から来ました。えびすは神社ごとに中身が違い、西宮神社は蛭児大神、美保神社と今宮戎神社は事代主神、神田明神は少彦名命を「えびす様」としています。総本社を名乗る神社どうしでも、答えが違ったりします。

三つめが、金山毘古神。古事記では、伊耶那美命が火の神を生んで病み、苦しんで吐いたものから生まれた神です。名前のとおり鉱山と金属の神で、金華山黄金山神社と御金神社が祀っています。

四つめが、弁財天と市杵島姫命です。江島神社・天河大辨財天社・金華山黄金山神社は、市杵島姫命を弁財天としても信仰すると書いています。ただ、同じ市杵島姫命を祀る嚴島神社の公式サイトには、弁財天の名前は出てきませんでした。同じ女神でも、弁財天と呼ぶかどうかは神社が決めている、ということです。

名前の挙がった神様の一覧は日本の神様一覧に、七福神の並べ方は七福神の置物の並べ方に書きました。

縁日は、日の十二支と日付で決まっている

金運の神様には、それぞれ「この日に参るとよい」とされる縁日があります。公式サイトに書かれていたものを並べました。

縁日神仏公式サイトにそう書いている社寺
巳の日、己巳の日弁財天江島神社(巳の日がご縁日、己巳の日はさらなるご縁日)、金華山黄金山神社(巳は弁財天のお使い)
寅の日毘沙門天信貴山朝護孫子寺(毎月1日・3日と寅の日)、鞍馬寺(新年最初の寅の日に初寅大祭)
甲子の日大黒天松ヶ崎大黒天(60日に1回の甲子大祭)、最上稲荷(三面大黒天甲子祭)
午の日、2月の初午稲荷笠間稲荷神社(毎月午の日が御縁日)、伏見稲荷大社(2月の初午大祭)
毎月10日えびす西宮神社(えびすさまの縁日。1月と7月は十日市がない)
毎月7日えびす美保神社(七日えびす祭)
毎月15日弁才天竹生島 宝厳寺(天女ご縁日)
毎月22日豐川吒枳尼眞天豊川稲荷(月例祭)
毎月5日赤山大明神赤山禅院(泰山府君 五日講)
11月の酉の日天日鷲命ほか鷲神社(酉の市)
冬至から節分まで八幡神穴八幡宮(一陽来復御守を授ける期間)
十二支の輪の上で、子・寅・巳・午の4つが縁日になっている図。甲子は大黒天、寅は毘沙門天、巳は弁財天、午は稲荷
十二支の縁日は、どれも曜日のように日をめぐってきます

巳・寅・午は12日に一度めぐってきます。甲子と己巳は60日に一度。同じ「巳の日」でも、己巳の日を特に重く見る社と、巳の日全部を縁日とする社があるので、行く先の書き方に合わせるのが確かです。

巳の日と己巳の日の一覧は巳の日の記事に、寅の日は寅の日の記事に載せています。酉の市の熊手を家でどう飾るかは熊手の飾り方に書きました。栃木の大前神社は、一粒万倍日に金運向上と商売繁盛を祈る祭りを行っています。一粒万倍日と財布の話は一粒万倍日の記事でどうぞ。

宮丸
宮丸

縁日は社寺ごとに書き方が違うので、行く前に一度見ておくと安心です。

まずは自分の住む地方の表から1か所選んで、その社寺の公式サイトの縁日を、手帳に書き写すところから始めてみてください。

参照した資料(2026年11月3日確認):各社寺の公式サイト(金華山黄金山神社・金蛇水神社・笠間稲荷神社・大前神社・神田明神・小網神社・福徳神社・穴八幡宮・鷲神社・蛇窪神社・江島神社・新屋山神社・金神社・千代保稲荷神社・豊川稲荷・伏見稲荷大社・御金神社・京都ゑびす神社・松ヶ崎大黒天 妙円寺・赤山禅院・今宮戎神社・西宮神社・信貴山朝護孫子寺・天河大辨財天社・竹生島 宝厳寺・美保神社・最上稲荷・宝当神社・祐徳稲荷神社・出雲大社・嚴島神社・宇佐神宮・鞍馬寺・金峯山寺・金櫻神社)/日本大百科全書「七福神」「えびす」(コトバンク)/國學院大學 古典文化学事業「古事記ビューアー」(上巻 伊耶那美の神避り)

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