七福神の置物を買うと、たいてい七体がまとめて箱に入っています。取り出して並べる段になって、はたと止まる。どの順番なんだろう、と。
決まった順番はない
調べた範囲では、並べる順番に決まりはありませんでした。
拍子抜けする答えですが、これははっきりしています。七福神はインド・中国・日本の神仏が長い時間をかけて寄り集まった組み合わせで、最初から一組として設計されたものではない。序列を決める理由が、そもそも無いわけです。

七福神の並べ方に、決まった序列はないんです。
よく使われる並び
とはいえ、何も基準がないと落ち着きません。一列に並べるときによく使われるのは、七福神に加わった順です。左端からこの順で置きます。
- 恵比寿天 → 大黒天 → 毘沙門天 → 弁財天 → 福禄寿 → 寿老人 → 布袋尊
恵比寿天と大黒天が先頭にくるのは、日本で早くから組み合わせて祀られてきたからです。この二柱だけを並べた像も昔から多い。並び順というより、成り立ちの順番がそのまま形になっているんですよね。
並べる前に困るのが、どれが誰なのか分からないことだったりします。釣り竿と鯛を持っているのが恵比寿天、打ち出の小槌と米俵が大黒天、甲冑姿が毘沙門天。琵琶を抱えているのが弁財天で、七福神で唯一の女神です。頭が長いのが福禄寿、杖と鹿を連れているのが寿老人、大きな袋を担いでいるのが布袋尊。持ち物を見れば、たいてい見分けがつきます。

願い事で並べ替えてもいい
叶えたい願いがあるなら、その神様を先頭か中央に置く、という考え方もあります。
金運なら大黒天か弁財天を真ん中に。商売なら恵比寿天を。順番に決まりがない以上、意味を込めやすいほうを選んで構いません。むしろ、そのほうが毎日目に入ったときに思い出せます。
二列で置く場合も同じです。後列を高くして段差をつけると全員の顔が見えるので、そこだけ気にすれば十分だったりします。
玄関のどちら側に置くか
玄関に置くなら、入って左が金運と健康運、右が名誉運と恋愛運とされます。
金運目当てなら左、ということになります。この左右の基準は玄関の鏡で書いたものと同じで、玄関から家に入る人の視点です。置物ごとに基準が変わるわけではないので、一度覚えれば使い回せます。
高さは目線より上。床に直接置かない。これはだるまや招き猫と共通する作法です。

七体そろえなくてもいい
一体だけ持っている人もいます。恵比寿と大黒の二体だけ、という形も昔からある組み合わせです。
七体そろっていないと効かない、という記述は見当たりませんでした。置き場所の幅が足りないなら、無理に七体を横一列にするより、気に入った神様を一体だけ置くほうが続きます。

一体だけでも、気に入った神様を置けば十分です!
宝船に七体が乗った形の置物もあって、これなら幅を取らずに全員置けたりします。並び順を考えなくていいのも楽なところ。最初からそういう作りのものを選ぶ、という逃げ方もあります。
金運に絞るなら、七福神とは別に財神の置物もあります。水晶院の風水福来財神
(12,888円・税込)のように、はじめから金運を掲げた品です。七福神と並べるものではないので、どちらかを選ぶ形になります。
他の置物との合わせ方は玄関の風水と開運の置物にまとめています。
まずは箱から出して、左端に恵比寿天を置いてみてください。そこから先は、見ていて落ち着く並びに直していけば大丈夫です。


